ヒッチコックの鳥みたいな
2018年 11月 09日
とっておきのお休みで、自分の勉強の日。
伴奏ピアニストと、ピアノの先生の仕事の他に、ソロのピアノの勉強も私の大切な時間。
還暦を過ぎて、ますます時間の大切さを痛感し、やりたいことはしっかりやらなきゃ。
一番やりたいことは?これがねぇ、
やっぱりピアノの勉強なのですよ。結局のところ。
以前よりも頻繁に師匠の元に通い、テーマを決めて弾いていこうと。
リサイタルにかけるとか、そういったことは度外視ね。
(でもリサイタルやらないピアニストは、お茶会やらないお茶の先生で、やっぱり何かが足りない、のだよ。)
先日のレッスンで決めたのはゴルトベルク全曲。
ああ!幸せなことだ。
ゴルトベルクはちょこちょこ弾いていたけど、気まぐれにだったし、本格的に取り組むのはこれが初めて。
ピアノから離れて机の上で楽譜(と言ってもバッハの校正初版譜。今回はこれでいこうと。)を読んでいたら、あら?外がうるさい。
ちゃんちゃん、ちゃん。(そう聴こえる)
窓を開けると、うわあ!鳥、鳥、鳥。
果樹園を狙っている。
ガー君達カラスがいないと、小さな鳥が果物を食べにくる。
でもその数の多さ!
うわあ〜〜ヒッチコックの鳥みたいだ。
そろそろ熟し始めた柿。狙われている。
私の柿!(勝手にそう言っている)
猫の鳴き真似でもすると、逃げていくかな?など考えて、しょっちゅう窓を開け。
うーん、気が散るなあ。
と、そこへ、ガー君達ハシボソカラスが戻って来た。
一斉に小柄の鳥達が飛び去った!
(ハシボソカラスってダミ声なんだけど、一羽一羽声が違う。
今までカラスの声なんてあまり気にしなかったけど、ここはとても静かなので、ちゃんと聞き分けることができる。ちょっとした耳の訓練!)
それにしても平和な金曜の昼下がり。
なんだか私も柿が食べたくなってきちゃった。